2020/03/21
「ゲイ B様」
物心ついたときから恋愛対象が男性だった私は、大学の頃に行っていた就職活動ではそれを隠して広告代理店の中堅企業の営業に就職をしました。就職から5年くらいかけて徐々に友人や知人の近いエリアからカミングアウトをしていって、会社の人からはそれなりに認められた雰囲気はあったのですが、営業なので多くの取引先と会う際に自社の人間は良くても取引先の特に一回り以上年齢が上の方々に怪訝な目で見られることが多く、実際にそれが原因で仕事が成立しなかった事も一つや二つではありません。
「トランスジェンダー D様」
LGBTで最初に困ったのが入社直後の外部研修です。合宿形式で外部の研修だったので、社内のようにフレキシブルにならなくて結局、男子部屋で寝て、男子風呂に入ることなったのですが、入浴時間はわずか300秒!!、のスパルタ合宿だったので、短時間で体を隠しつつ、というのはほんとうに厳しいものがありました。「他の時間に個別で入浴したい」と言うと「特別扱いは許可できません」と施設に言われてしまって。結局若干時間をずらして入ることでなんとか切り抜けたのですが、あれは大変だったです。
「レズビアン A様」
彼女とは2年付き合っており、一年は同じ家で同棲しておりお互いに社会人として生活しています。職場で困ったことや苦労については私の生活やプライベートを聞かれた時が一番困ります。「彼氏いるの?」「結婚しないの?」「子供産まないの?」「このままだと独身まっしぐらだよ」など声をかけてもらいますが、恋人がいて同性であることを言うことが世間体的にも憚れるので言えないことです。
「ゲイ S様」
営業職をやっていたのですが、お客様への接待で、女性とお酒を飲むお店(キャバクラやスナック)を利用することが割と頻繁にありました。
同僚は、常連と言えるようなお店を何軒か持っていて、お店の女の子ともよく連絡を取っているようでした。
私は興味がない分、お店に詳しくなったり、女の子と親しくなったりする気は起こらず、そういう接待で成績を伸ばそうと思っていなかったのですが、キャバクラ接待で同僚が成績を伸ばすのを見て、なんとも言えない気持ちになりました…。
直属の上司から性的なサービスを受ける風俗店に誘われたこともありますが、彼女がいると言って断りました。
ゲイをオープンにはしていませんが、世の中には確実にLGBTの人がいて、それを無視して男=女が好きと決めつけられることはやはりストレスを感じま
レズビアン k様
今は彼女と付き合って2年経ち、同棲して一年が経ちます。職場で困ることは彼女を公表することができず、扶養に入れることができず、住宅手当や配偶者としての手当や休暇を認められないことが困っています。例えば、彼女が風邪をひいた時は看病などで休むことはできませんし、同じ家に居住しているのにもかかわらず住宅手当や配偶者手当を支給されることはありません。