2020/03/21
LGBTまたはその他の性・ジェンダー意識をもつ場合に
男か女かのたったふたつの枠では自分を説明できない、ということはよく起こります。
しかし日本においては依然として、アルバイトをするときに自分の性やジェンダーが職場で受け入れられないのではないか
望まずプライベートな性に関わる情報を知られるのではないか、と不安に思う状況があることでしょう。
解決の糸口として、最近ではインターネットでLGBT求人サイトを見つけることができ
性・ジェンダーによって仕事を制限される不安を安心に変えることができます。
中には誰もが知る企業の販売職もあり、有名な企業がこうして求人を名乗り出ているあたり、求職者としても安心です。
初めてのアルバイトなら特に、よく知っている場所で働きたいと考えるのは自然なことです。
しかし、LGBTであるかどうかを気にしなくてよいと宣言して求人を出す企業は
日本国内の全企業数を想定すると、もちろん非常に少ないと言えるでしょう。
そうした点で、LGBTについてオープンでありたい、性にとらわれずに働きたいと考えるアルバイト求職者にとって、用意された選択肢が少ない圧倒的不利な状態と考えられます。
ここに潜むもうひとつの課題として、LGBT歓迎と広告に銘打たれていることで
自分の性を告白しなければならないのだろうかと身構えてしまう可能性があるという点が挙げられます。
LGBTかそれ以外かなどという一切の性・ジェンダーに関わる事項は
たいていの販売、コールセンター、飲食店業務などで関係がないので
その要素を取り払って求人が行われることが本来当然でしょう。
しかし、現状では履歴書を出す段階で男女の別を問われるのが日常茶飯事です。
そこから救い出すようにLGBT歓迎!という書き方をするのは、必ずしも求人の最終理想型ではありません。
ではさしあたって、求職者として私たちに何ができるでしょうか。
まずは、LGBT歓迎とはいえ、どういった点で歓迎されているのかを確認しましょう。
性をオープンにしなければならないのか、またはLGBTにかかわらず全社員が平等に性を公表しなくてよいのか、など自分が働きやすい場所を探すために、質問したり、それが難しければインターネットだけでもよいのでできる限りアルバイトをしたい企業の詳細を調べたりしてみましょう。
きっと、働いて楽しいと思える会社に出会えます。